電撃文庫「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
・ストーリー
ゴールデンウィークの最終日。
高校2年生の梓川咲太は同じ高校の先輩であり、女優として有名な桜島麻衣に図書館で出会う。彼女はなぜかバニーガール姿だったが、咲太以外の図書館の利用客には彼女のことが見えていないようだった。
麻衣の透明化現象は、都市伝説として知られる思春期症候群の一種であり、彼女が女優業を休業し、学校で空気のような存在を演じていたことが原因だと判明する。
そんな中、思春期症候群の影響が広がって麻衣を認識できない人間が増えていくのだった。そして咲太以外のすべての人は麻衣が見えなくなって彼女に関する記憶を失っていき、咲太さえも麻衣のことを忘れてしまう。
だが、あることがきっかけに、麻衣の存在を思い出した咲太が教室を飛び出して、校庭から校舎の全生徒に向かって、大声で麻衣が好きだと告白をしたことで、全校生徒が麻衣の存在を再び認識できるようになった。
その一か月後、咲太は麻衣と交際を始めることになる。また麻衣は芸能界への復帰を決める。
タイトルは個性的ですが、青春ファンタジー。
アニメ化もしています。劇場版も。
各キャラクターが深刻な悩みを抱えているものの、そこまで鬱な展開という程までいかないので読みやすいですね。文章も無駄が無く、誰でも読みやすい感じになっています。
キャラクターも個性があり、文章も相まって、どこか雰囲気的に爽やかな印象があります。そしてしんみりな感じも。
主人公の梓川咲太もヒロインの桜島麻衣も生き生きして、掛け合いが多く非常に面白いと思いますね。
咲太は地味ながらちょっと癖が強い感じでした。個性的なセリフが多く、面白いキャラでいいと思いますね。キャラが立っています。
麻衣は男性からも女性からも不快感のないキャラって感じでいいですね。顔立ちが整っていて面倒見が良く可愛らしい先輩という感じ。
まだ見ていない人はぜひ!