2019/08/11

ゼノサーガ エピソードI 力への意志

    
     
              



ゼノサーガ エピソードI 力への意志


・概要

1998年にスクウェアから発売されたPlayStation用RPG『ゼノギアス』(現スクウェア・エニックス)と関連のあるSF作品でありますが、公式側のコメントでは『ゼノギアス』との直接の関係は無いとされています。

実際に、『ゼノサーガ』は『ゼノギアス』の構想を発展・拡張したものがベースになっているため、同一の世界線上に連なる物語ではありません。

仮に、初期の構想に当てはめるなら、設定上存在するエピソードIからVIまでの中で『ゼノギアス』の本編であるエピソードVから、劇中時間で約一万年前の、公開されている設定上もっとも古いエピソードIの時代のストーリーに相当します。なお、『ゼノギアス』公式設定資料集のエピソードI時代の年表と『ゼノサーガ』の年表では数年のずれがあります。

ゼノサーガシリーズはエピソードIIIをもって一応の区切りがついたとされているが、エピソードI発表時に「宇宙の始まりから終わりまでを描いた叙事詩」であるとのコメントがなされており、まだ構想にあるうちの導入部が終わったに過ぎない。
『ゼノギアス』同様にドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェ、カール・グスタフ・ユング、ジークムント・フロイトやグノーシス主義など、哲学や心理学、宗教的な思想などが背景にあり、それらが支える複雑なSF的要素を含んだ知的なストーリーとなっています。また、キャラクター設定も濃い。 

アニメ化もされました。


・ストーリー(※ラストまで)




20XX年、地球、ケニア、トゥルカナ湖。発掘作業をしていたMr.マスダが遺跡に銀色のプレートをはめ込むと、湖中から建造物が現れ、空間に金色のプレート型をした物体が実体化した。





約4000年後。宇宙空間に漂う金色のプレートを巡洋艦ヴォークリンデが回収。そして、その内部でヴェクター一局のメンバーたちにより、KOS-MOSの戦闘実験が仮想空間内(以後この仮想空間をゲーム中の用語に従ってエンセフェロンと呼ぶ)で行われていた。無謀な実験を行ったために崩壊するエンセフェロン内でシオンはネピリムと遭遇するが、その直後、アレンによってエンセフェロンから現実に引き戻される。シオンはブリッジに実験報告をするが、アンドリュー中佐より、いまだ実働実験に移れていないことに対する不満をぶつけられる。






10日後、静けさに包まれるヴォークリンデに、KOS-MOSが自律モードで覚醒しようとしていることに対する警報音が鳴り響く。
時を同じくして、艦隊前方にグノーシスの大群が押し寄せる。装備不十分のために蹂躙される艦隊。グノーシスに捕まったシオンは死を覚悟したが、彼女を覚醒したKOS-MOSが救った。



ゾハル格納庫にある脱出ポッドに向かう一行。


KOS-MOSはシオンを救うため、バージル中尉を撃ち殺す。しかしゾハルはグノーシスに奪われてしまい、シオン、アレン、KOS-MOS、そして、ゾハルをマーグリスのもとに送るため格納庫にいたアンドリュー中佐はポッドで脱出する。この宙域を訪れていたエルザに救助された。グノーシスの残存勢力がエルザを襲い、アンドリュー中佐が捕まるが、エルザの乗組員ケイオスの不思議な力によって、グノーシスは消滅。






接触小委員会よりジギーは、小惑星プロレマのU-TIC機関に拉致されているM.O.M.O.の救出の依頼を受ける。プロレマに潜入したジギーはM.O.M.O.と接触する。二人は行く手を阻むA.G.W.S.やマーグリスの追撃をかわし、小型艇を奪ってプロレマを脱出した。U-TIC機関の追撃機とハイパースペース内で戦闘する二人は、偶然通りかかったエルザに救出された。






惑星アリアドネ消失の現場をJr.は調査するが、何一つ痕跡を見出せない。その後、調査を進めるために大破して無人となったヴォークリンデを調査するが、待ち構えていたU-TIC機関と戦闘になってしまう。デュランダルは戦闘により、U-TIC機関の艦を沈黙させた。







ハイパースペース内を航行中のエルザは、強制的に通常空間に引きずり出され、グノーシスの大群に囲まれる。



KOS-MOSがヒルベルトエフェクトを展開するが、エルザは聖堂船といわれる巨大グノーシスに飲み込まれてしまう。
一方、シオンたちは、まるでアリアドネ自体がグノーシス化してしまったかのような光景に出くわす。



聖堂船の中心部で、ヴォークリンデより奪われたゾハルを発見。ゾハルからアンドリューに波動が流れ込み、グノーシスと化した彼をシオンたちは倒す。アンドリューの心は虚無の浜辺にたどり着いて安らぎを得る。



エルザとともに脱出したシオンたちはグノーシスに追われ、駆けつけたデュランダルでさえ手に負えないグノーシスをKOS-MOSはすべて吸収した。






連邦政府の中に入り込んだU-TIC機関により、クーカイ・ファウンデーション、第二ミルチア政府は反逆者とされ連邦艦隊より砲撃を受ける。



シオンたちは冤罪を晴らすためにAAAクラスのセキュリティーを持つKOS-MOSのメモリーにエンセフェロン・ダイブ。エンセフェロン空間の中は、シオンたちの記憶が共鳴した結果、14年前のミルチアが再現されるのだった。
エンセフェロン空間に建つ教会の中でシオンたちは、レアリエンのフェブロニアに出会い、フェブロニアは妹のセシリーとキャスを囚われの牢獄から解放してくれるようシオンに頼む。



ネピリムは、KOS-MOSとウ・ドゥの衝突により星々が砕ける未来をシオンたちに見せる。その後、彼女たちはKOS-MOSの深層領域プロテクトを解除し、現実に帰還。





冤罪を晴らしたクーカイ・ファウンデーションに奇妙な歌声が流れる。シオンたちは、ファウンデーションの内部に大量に発生したグノーシスを駆逐するが、その隙にアルベドによってM.O.M.O.が拉致されてしまう。




ネピリムの歌声の内部で、アルベドはM.O.M.O.の心に封印されたY資料を手に入れるため、彼女の心に侵入する。M.O.M.Oを救出するために歌声の内部に入ったシオンたちは、その中心部でアルベドと対峙。



衝突するアルベドとJrの力をM.O.M.O.が中和する。そのとき、突然青マントの男が現れ、アルベドと青マントの男は言葉を交わし去っていった。





アルベドが天の車を起動させ、その砲頭が第2ミルチアの首都を向く。
シオンたちはそれを阻止するため天の車に乗り込む。その最深部ではアルベドが待ち構えており、動力炉とグノーシスを融合させるが、シオンたちはそれを破壊する。





第2ミルチアへ落ちていく天の車。



シオンたちは天の車を分解し、それらは大気圏で燃え尽きる。天の車を脱出したエルザだったが、脱出の衝撃で大気圏進入角度が深くなってしまい、大気によって焼かれようとしていた。それをKOS-MOSが船外よりシールドをはってエルザを守った。








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女性主人公で、眼鏡をかけていて、もう一人? はアンドロイドという個人の感想として、自分にとっては斬新でした。



かなり個性的なキャラクターが多く、設定が濃いです。

アニメよりのCGで、グラフィックがあまりにも美麗でびっくりしました。2000年初期に出たとは思えないぐらいに奇麗。
広大な世界観でSF要素が強めなので想像力が掻き立てられるような設定が多く、テーマ性、ストーリーが深い!

ゲームを遊びながら映画を観る感じです。


ただ理解するのは大変かも。

ムービーが多く、話がメインですが、ちゃんとショップやミニゲームなど、一通りRPGに必要なものはそろっていて、ボリュームもあります。

SFとRPGというだけで、好きな人は好きかも。

2、3と、続編もあるので、気になる人はぜひ!!