【第九巻(つどうメイク・マイ・デイ)】
・あらすじ
大切な人、心を許せる仲間、帰るべき場所――相良宗介はすべてを失った。ミスリル壊滅後も、執拗な追跡を続けるテロ組織アマルガム。その魔の手はテッサをはじめとする、重傷の宗介にも伸びようとしていた。一方、幽閉中のかなめの心に、ある決意が芽生え始めていた。レモンたちの協力を得て、かなめ奪還に向かった宗介は、奇跡的にもテッサたちとの再会を果たす。かなめに導かれるようにつどう“ミスリル”のメンバーだったが、敵の圧倒的な戦力と、正体を現した裏切り者に苦戦を強いられるのだった。ついに、新型AS ARX‐8“レーバテイン”が登場。
表紙はミラ。フルメタル・パニック!の没頭で出てきたウィスパードの少女です。
いよいよミスリルと宗介は反撃に出ます。自分の意思が描かれる描写が多い感じです。組織の規律ではなく自己の感情をぶつけることで、乗員の絆を強固にしたテッサ、自分の運命を人に委ねることから決別する千鳥かなめ、新しい力を得て、あり得ない強さを持って復活したアル、今まで脇役だった人達による伏線回収と、怒涛の流れで次々と進んでいきます。
中盤の後半といった感じです。彼らの(宗介とかなめ、そしてテッサ御一行)の固い信念というか誰にも指図されない固い意思というか、そういう面が見られて爽快感を感じますね。
後、レーバテインが大活躍!
最後の宗介とかなめの無線でのやり取りは感動。
後半に向けてのスピード展開に目が離せそうにありません。