古典部シリーズ第一弾です。
アニメ化や実写化など、コミックなど多種多彩なメディア展開をが行われましたね。
・あらすじ
何事にも積極的に関わろうとしない「省エネ主義」を信条とする神山高校1年生の折木奉太郎は、姉、共恵からの勧めで古典部に入学するのだった。
しかし、古典部には同じ１年生の千反田えるも「一身の上の都合」で入部していた。
奉太郎とは腐れ縁の福部里志も古典部の一員となり、活動目的が不明なまま古典部は復活とする。そして、えるの強烈な好奇心によって、奉太郎は日常の中に潜む謎を解き明かすのであった。
ある日、奉太郎はえるから助けを求められる。
それは、彼女が元古典部部長の伯父から幼少期に聞かされた、古典部に関わる話を思い出したというものだった。
奉太郎の幼馴染で里志に好意を持つ伊原の入部後、古典部の文集『氷菓』がその手掛かりになるのであった。
奉太郎たちは、秘められた３３年前の真実に挑むことになる。
話が纏まっていて、読みやすいと思います。登場人物の名前が少し個性的で読みにくいところもありましたが、キャラクター性ははっきりしていて面白い。
さらっと読めるので、おすすめ。でも、内容はしっかりしていて文体から小説を読んでいるという感じにさせます。
千反田さんがいつも無茶言って奉太郎を困らせるところは、面白いところかも。
奉太郎はちょっと物事を斜めに構えた主人公で、やれやれ系なところがいいと思います。
