フルメタル・パニック！サイドアームズ 極北からの声 です。
・あらすじ
“彼”と最初に出会ったのは、凍てつく大地のさらに北、大海のただ中だった。
おそらく、彼との関係にも偶然以上のなにかが潜んでいるはずだ――。
13年前。極寒の海で、壮大なる物語は始まった。“ミスリル”の傭兵である相良宗介と、彼の上官であり、父親代わりであったカリーニンとの運命的な出会いが描かれる。
宗介のルーツ、日本人であるばずの彼が、なぜアフガンゲリラとなったのか？ 今まで謎に包まれてきた物語が、明らかになる。
“相良宗介”“ミスリル”“ささやかれた者”――『フルメタ』の核となるエピソードを収録し、戦うことを畏れる純真な幼子だった、あの日の宗介に出会える。
サイドアームズということで、外伝的な話になっています。３話の収録で、アンドレイ・Ｓ・カリーニンとリチャード・マデューカスが主役の話があります。話の内容から重厚な文章になっています。
尚、カリーニンと宗介、マデューカスとテッサの出会いも作中に描かれていて、フルメタを知る上でも欠かせない、見逃すことのできない話になっています。
健気で小さい宗介が見れる貴重な話。いわゆる過去編であり、ファンなら一度は目を通してもいいと思いますね。
三話目は通常の短編の学園コメディーの話。いつも笑わせてくれるような話でした。安定してとても面白かったです。
ちなみにアニメのフルメタ四期のＯＰで小さい宗介が出るシーンがあるのですが、この話が元です。
