2019/04/04

フルメタル・パニック! 二巻






フルメタル・パニック! 小説 二巻






原作版フルメタル・パニック! 第二巻です。

第二巻(疾るワン・ナイト・スタンド)

・あらすじ
雨雲を貫く爆発音。千鳥かなめ誘拐事件から2か月が経ち、平穏を取り戻した相良宗介は、ごく日常的な爆破活動にいそしんでいた。狙撃や罠をかけそして爆破。けれど、宗介なりの平和を享受していたとき、新たなる強敵が彼の背後に忍び寄る。『ミスリル』の美少女艦長、テッサを追って東京壊滅を謀るテログループが宗介たちに襲い掛かる。計画を阻止するため、宗介とかなめはともに夜の東京を走り抜ける。最先端技術を搭載した敵――悪魔と恐れられている超兵器が全貌を明らかにするのだった。この街は炎に包まれてるのか?


宗介はあまり変わらず、周りの生徒はだんだん宗介の行動に馴染んでいる。という感じでしょう(笑)いつも周りの当たり前の行動に、宗介は「嫌な予感」「補給を断たれた過去」「援軍が来ないという過去」を思い出して経験談を話すという思わず笑ってしまうような展開が多いです。
そして本作は新たな敵が登場。
それに伴い、宗介の所属組織「ミスリル」の大佐であるテレサ・テスタロッサがご登場します。いわゆるもう一人のヒロインであり、かなめとは逆の天才で頭脳派、けれど運動音痴でドジっ子というキャラ。(かなめも決して頭が悪いわけではない)かなめはどちらかというと起点がきいて、考えるより行動というキャラとうまく分けられていると思います。女子二人から板挟みをくらう宗介、という展開は斬新なのでは?と思います。他のライトノベルとは違う主人公タイプであるものの、意外と王道であり、お約束を守っているので今では珍しいのかな? どうでしょう(笑)
宗介の世間知らずさとテッサとかなめの修羅場は展開は王道であり、やはり面白いと思います。
そしてお台場の場所で敵の組織が操るべへモスに対して、軽トラからクルツが一発かますところは見どころ。後、アーバレストとべへモスの対等するシーンはカッコイイの一言。
ギャグからシリアスを持っていくシーンは違和感なく楽しめるので、続きが気になる人は読んでみてください。
他にも名場面はありますが、期待は裏切らない作品。


























フルメタル・パニック!疾るワン・ナイト・スタンド(新装版) フルメタル・パニック!(新装版) (富士見ファンタジア文庫)